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【神奈川で家を建てる 2008年夏号】

リビングとダイニングの間には、Rをデザイン。曲線にこだわっているのは「心が丸くなるように」という奥様の要望を実現したもの。LDKの床は玄関ホールから続き、すべて無垢の寄木。職人が時間と腕によりをかけてつくったものだ。間仕切りのない空間をつくっても、各部屋に温度差がないのが「FPの家」の特徴。夏涼しく、冬暖かい快適な住環境を提供している。
  玄関ホールから吹き抜けを仰ぎ見る。窓の位置やRのデザインなど、こだわりが光る空間
来客が多いため、男性用・女性用と二つのトイレを設けてある。洗面もモダンな雰囲気に  
  壁の石の模様もすべてつながるように、職人がカットしている。細かいこだわりにも対応
H鋼を曲げて、優美な曲線を表現した外観。曲線部分にはFPパネルを細かく貼り合わせている。ブリックタイル+乾式タイルで重量感を表現。まさに邸宅と呼ぶに相応しい建物だ
螺旋階段を囲む円柱の上に、トップライトのある天井高7.5mの吹き抜けが圧巻の玄関ホール。曲線美を追求している。ピンク色の部分は珪藻土で、あとはすべて漆喰を採用した壁面
 
格天井の竿は備州檜、床柱に神代杉を使用した和室。天井の桝目の大きさはすべて均一である   円柱のスリットの間から、光が入る玄関。アプローチはバーナーであぶった御影石を使用
踏み台の下には、鞍馬の石、曲線部分は継ぎはぎのない1本の木を選んだ茶室。なぐり柱や面皮のある柱(無垢材)の使用や、にじり口の設置など本格的な茶室も得意分野
【紹介した実例物件のデータ】
・藤沢市K氏邸
・家族構成/夫婦(60代)+息子夫婦(30代)+孫2人
・敷地面積/1983.48u(600.0坪)
・延床面積/619.85u(187.5坪)
 1階=284.30u(86.0坪)
 2階=201.66u(61.0坪)
 3階=133.89u(40.5坪)
・工法/FP軸組工法(木造軸組)※一部鉄筋コンクリート造
・施工年月/1999年12月
 「子供や孫の世代になっても十分に住み続けられる家」をテーマに、「FPの家」を建てた藤沢市のKさん。依頼したのは、主な大工が宮大工の経験を持つ職人集団、藤建ホームだった。
 延床面積約200坪というスペースを建てられたのは、1階に車寄せとエレベーターホールを持つ3階建ての住まいだ。1階はRCで、2〜3階は木造軸組を採用。「FPの家」が提唱する100年以上住み続けられる構造を実現している。
 長持ちする家に貢献しているのが、ほとんど結露がなく、快適さを提供するFPパネルと、職人の技だ。例えば2階の床はすべて無垢の木を一つ一つカットした寄木仕様。リビングに隣接する茶室は数寄屋造りに基づき、本格的な造りになっている。これらは細部を知り尽くした職人でなければなかなかできない技であり、家に愛着を持てる大きな要因と言えるだろう。
 すでに完成から8年経過しているK氏邸は不具合もほとんどないという。「機密の高さと計画換気により、窓を開ける必要はありません。それなのに空気がきれい。埃もたまりにくく、掃除も楽なんですよ」と奥様は語る。
FPパネルの採用+伝統にこだわった工法と、職人の技を惜しげもなく投入することで「長く住み続けられる家」を提供する同社。きっと後悔のない家づくりができるはずだ。
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